公開日:2026年10月17日
犬のトレーニングについて、先日、散歩中にプードルの飼い主さんとお話しする機会がありました。
「YouTubeを見て練習しているけれど、なかなか上手くいかない」
そんなお話を聞いて、私がひめとあなに教えてきたことをお伝えしました。
犬のトレーニングは、動画を見て同じようにやれば、必ず上手くいくというものではないと思います。
犬にもそれぞれ性格があり、得意なことも苦手なこともあります。
だからこそ、愛犬をよく観察しながら、その子に合った伝え方を見つけていくことが大切だと感じています。
今回は、私がひめとあなに教えてきたことや、トレーニングで大切にしている考え方を紹介します。
1.1歳までに教えたい犬の基本コマンド
私は、ひめとあなが1歳になるまでに、基本のコマンドを覚えられるように教えてきました。
私が大切だと考えているのは、次の4つです。
- Sit(シット):おすわり
- Stay(ステイ):待て
- Down(ダウン):ふせ
- Come(カム):おいで
まずは、こうした基本のコマンドから少しずつ練習してみるのがおすすめです。
特に「待て」や「おいで」は、安全につながる大切な練習です。
ただし、覚えたからといって、どんな状況でも必ずできるとは限りません。散歩ではリードをつけるなど、安全対策も忘れないようにしています。
Touch(タッチ)は、楽しく覚えられるコマンド
もうひとつ紹介したいのが、「Touch(タッチ)」です。
ひめは、ペットショップでタッチを教えてもらいました。
トイレトレーニングができたときのハイタッチとして覚えたものです。
基本のコマンドとは少し違いますが、愛犬と楽しくコミュニケーションを取るきっかけにもなります。
できたら褒めてあげる。そんな練習を取り入れてみるのも楽しいと思います。
私は英語のコマンドを使って、ひめとあなに伝えています。日本語でも英語でも、毎回同じ合図を使い、犬が理解しやすいようにすることが大切だと思います。
2.できたときは、大げさなくらい褒める
トレーニングで私が大切にしているのは、できたときにしっかり褒めることです。
できたら、いつも以上に大げさなくらい褒めます。
そして、「待て」と「よし」では、声の出し方も変えています。
「待て」は、犬に伝わるようにはっきりと。
反対に「よし」は、明るくうれしそうな声で伝えます。
いつも同じ調子で話すのではなく、声のトーンを変えることで、何をしてほしいのか、いつ動いていいのかが伝わりやすくなるように意識しています。
以前、動物病院の先生からは、褒めたり注意したりするなら、行動から5秒以内に伝えるように教わりました。
時間が経ってから伝えるよりも、できた瞬間に褒めることを意識しています。
私は、できたことを見逃さず、愛犬に伝わる形で褒めることが大切だと感じています。
3.トレーニングは短時間。遊ぶときは思いきり遊ぶ!
私が意識しているのは、トレーニングと遊びを分けることです。
トレーニングをするときは、5分程度の短い時間に集中します。
長い時間ずっと練習するのではなく、短い時間でも、できたことを褒めながら取り組みます。
そして、遊ぶときは思いきり遊びます。
犬と遊ぶときは、こちらも心から楽しむことが大切だと思っています。
あなとは、追いかけっこをして「まてまて!」と言いながら遊ぶこともあります。
こちらが楽しそうに接することで、犬とのコミュニケーションも自然と増えていきます。
遊びながら「Out(アウト)」を教える
おもちゃで遊ぶときには、「Out(アウト)」も役立ちます。
おもちゃを離してほしいときに使う合図です。
遊びのなかで練習すれば、犬にとっても楽しい時間になります。
おもちゃを離せたら褒めて、また遊ぶ。
そんなふうに、遊びそのものをトレーニングに取り入れることもできます。
4.犬同士の気持ちや順番も大切にする
ひめとあなには、それぞれの性格があります。
あなが遊びたいとき、私はあなに、まずひめを誘うことを伝えてきました。
ひめが嫌がっているのに無理に遊ぼうとするのではなく、ひめの気持ちも尊重してほしいからです。
ひめが嫌だと言ったら、私があなと遊んであげる。そんなふうに、ひめの気持ちを大切にすることを伝えてきました。
犬同士でも、相手の様子を見ながら関わることが大切だと思っています。
もちろん、犬が言葉を人間と同じように理解していると決めつけることはできません。
だからこそ、日々の行動を見ながら、こちらが伝えたいことを根気よく教えていくようにしています。
5.怖がりなひめが、勇気を出したと感じた出来事
ひめは少し怖がりなところがあり、ブルブルと動くおもちゃが苦手です。
一方で、あなはそうしたおもちゃが大好きです。
ところが、あるとき、ひめが少しずつ前に出て、そのおもちゃをくわえようとしたことがありました。
そのことを、ひめとあなの家族である妹のえりから聞きました。
私はその話を聞いて、ひめはただ私とあなが遊んでいるのを見ていたのではなく、私たちの遊び方を観察していたのかもしれない、と感じました。
そして、あなと一緒に遊びたいと思ったからこそ、勇気を出しておもちゃをくわえたのかもしれない、と。
本当の気持ちはひめにしかわかりません。
それでも、ひめが自分なりに一歩を踏み出したように感じられて、とてもうれしかったです。
犬は、私たちが思っている以上に、周りの様子をよく見ているのかもしれません。
こうした小さな変化に気づけることも、日頃から愛犬をよく観察する大切さだと思います。
6.トレーニングは、信頼関係を築くためのもの
私にとって、トレーニングは単にコマンドを覚えさせるためだけのものではありません。
「私はこういう人だよ。だから、一緒に仲良く暮らしていこうね」
そんな気持ちを伝えるための、犬とのコミュニケーションだと思っています。
何が正しいのか、どう行動してほしいのかを、犬にわかるように伝えていく。
そして、できたことを褒め、うまくいかないときは、その子の様子を見ながら伝え方を考える。
それを繰り返すことで、少しずつお互いを理解していけるのではないでしょうか。
トレーニングは、愛犬との関係を深めるきっかけにもなると感じています。
散歩や遊びのほかに、愛犬と一緒に何かに取り組む時間があることは、とても大切だと思います。
毎日欠かさずトレーニングをするのは、難しいこともあると思います。
だからこそ、完璧を目指すのではなく、無理のない範囲で、愛犬と一緒に何かをする時間を大切にしたいと思っています。
遊ぶことも、何かを教えることも、一緒に考えたり挑戦したりすることも、愛犬とのコミュニケーションになります。
もちろん、犬が嫌がっているときに無理強いをする必要はありません。
愛犬の様子を見ながら、その子のペースに合わせて取り組むこと。
それが、信頼関係を築いていくうえで大切なのだと思います。
トレーニングは、犬を一方的に従わせるためのものではなく、お互いを理解し、信頼関係を深めていくためのもの。
私は、これからもひめとあなの気持ちを大切にしながら、一緒に成長していきたいです。
クレートトレーニングの動画もあります
ひめとあなのクレートトレーニングについては、動画でもご紹介しています。
基本のコマンドとあわせて、よかったら見てみてください。
YouTube動画はこちら
まとめ|愛犬と一緒に、楽しみながら成長していこう
YouTubeには、犬のトレーニングについて、たくさんの情報があります。
参考になることも多いですが、目の前にいる愛犬は、その動画に登場する犬とは性格も反応も違うかもしれません。
だからこそ、動画の方法をそのまま当てはめるだけではなく、愛犬の様子をよく見て、その子に合った方法を探していくことが大切だと思います。
- 基本のコマンドから少しずつ教える
- できたら、しっかり褒める
- トレーニングは短時間に集中する
- 遊びのなかでも楽しく教える
- 愛犬の気持ちや、犬同士の関係を尊重する
- 小さな変化や成長を見逃さない
- 無理のない範囲で、一緒に取り組む時間を大切にする
そして、何よりも忘れたくないのは、トレーニングを楽しむこと。
ひめとあなに教えてきた経験を通して、私はそう感じています。
コマンドの練習の様子は、今後動画でもご紹介していく予定です。
愛犬と向き合う時間が、ただ指示を覚えるためだけではなく、お互いをもっと理解し、信頼を深める時間になったらうれしいです。
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